裏バイト 治験体験談1

治験は決して怖くない

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治験モニターのアルバイトをやった事がありますか。
治験とは医薬品の製造販売承認をうけるために人を対象に実施する試験の事をいいます。
「要するに人間モルモットなわけでしょ?報酬が高いんだから危ない薬飲むんじゃないの?」などと悪いイメージがあるかもしれない。
しかし今回初めて治験モニターに参加してみて、そんな心配はいらないんだな、と僕は判断したので、薬の説明を詳しく聞いて同意できる内容なら、積極的に参加したらいいと思う。

これから先、される方も居ると思うので少し詳しく書こうと思います。


『仕事ゲットまで』

前々から探していたんだけどなかなか現実的には難しく、ネットでは色んなサイトがあり紹介料をとるところもあるらしく、人気もあるのでツテがないとなかなか始めにくいところがあった。
今回は大学生のゴネンゴニート氏が大学で情報をゲットしてきて僕にもそれが流れてきた。

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19 : 25 : 24 | 治験体験談1〜5 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

裏バイト 治験体験談2 続き

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『説明会』

一ヶ月前、とりあえず説明会に行った。

コメディカルサークル 優/you という機関が治験先を紹介してくれた。場所は大阪城の方だったけど住所ワスレタ。興味ある人はネットで検索してみてね。

説明会は15人ほど来ており、一時間以内で終わった。
治験の詳しい日程、行程、報酬を聞かされる。


『スクリーニング検査』

次に、次週にスクリーニング検査といういわば健康診断がある。
場所は治験会場である。
八尾の南、荒本駅近くのオノクリニックという10階建てのビルだ。

会場には17人の成人男性が来ており、平均年齢22歳、おそらく学生やアルバイター。皆愛想が悪い。協調性がない。
看護婦からマイクを使って薬についての詳しい説明があり、同意書などにサインする。
治験バイトの事を治験ボランティアという言い方をするが、謝礼金という名前で報酬は必ず支払われる。しかも金額は高い。

今回は毎週月、火曜を三週間の、一泊二日を三回通うプランで、報酬は十万五千円である。

内容は今まで市販されていた薬の製造期限が切れるので、また同じ薬を作る際に新薬が安全なものであると照明する為の実験である。
正式には、医薬品の水で服用時の生物学的同等性試験という。

水を紙コップ一杯飲まされて、小水をとり、採血をし、身長体重血圧心電図を測る。


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裏バイト 治験体験談3

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この日は数時間で終わった。もしこの時点で同意したくなくて辞めても、三千円は支払われる。

一週間後に治験に適している人間を上から順番に14人選び、その枠に入れた健康体だけが治験に参加できる資格が与えられる。


『治験本番』

実は合否の確認の電話の時点で、僕は惜しくも15番目でありギリギリもれてしまった。といっても至って健康であり、数値はほぼ基準値に当てはまっていた。
【HIV抗原抗体】の欄も陰性であったので安心。
女性の皆さん、私は安全でありますのでそこんとこヨロシク。

「健康状態などにより交代も十分有り得るので補欠として一応来てください。」
ということで一応治験本番の日にオノクリニックへ行った。
ちなみに紹介してくれたゴネンゴニート氏はこの段階で落ちてしまった。

十階は病院風で新しくて綺麗。全体的にションベン臭い。
集まったのは17名。
僕と他に補欠二人が来ていて、それ以外のレギュラー陣14人はジャージのようなポケットの無い院内着に着替えさせられる。
補欠組は少し待機させられ、それから指示がありジャージに着替えた。
また男達はゾロゾロと健康診断をして、アメニティルームで待機させられた。

さらに詳しい説明があり、「止めたくなったら強制はしませんので、その際はすぐに言ってください。」などと言われた。

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裏バイト 治験体験談4 つづき

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19時に七階のレストランで夕食。
メニューは、トリモモ照り焼き風、茄子の田楽、肉じゃが、にゅうめん、コールスロー、ごはん、である。
全員同じメニューで八割以上は必ず食べなければならない。味は学校給食と同じレベル。
一つのテーブルに四人ほどで座るが、会話は一切無し。
気を遣って僕からしゃべってみるも、あまり仲良くなる気がないようなので途中で止めた。

この日は他にやる事はなく、夜十一時に消灯。


次の日は全員朝六時に起床。
採尿、心電図をし、血圧と体温を測る。
健康診断の結果により、僕はレギュラー陣に入る事ができた。
漏れた人三名はその場で帰らされる。
帰らされた人も一応来たので報酬は数千円は出るらしい。

いよいよ試験開始の時間である。
看護婦は五、六人集まってきて、さらによく分からんスーツの女二名が来ていた。ぼくらはムスっとしているが、看護婦らは楽しそうにしている。
なぜか若い子は一人も居なく、全員欲求不満そうなママさん看護婦達なのであった。さらになぜだか巨乳が多かった。

患者は若い男達ばかりだからか、看護婦達はぼくらを子供のように扱いキャッキャしていた。

ここからは本試験になるので少しだけ緊張感が高まる。パソコンのタイマー機能を使って一分ずつずらして次の人次の人と採血などをやっていく。

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裏バイト 治験体験談5 続き

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薬の投与十分前に採血。
9:50 薬の投与。
10:00 蔗糖負荷といって300ccくらいの濃い砂糖水をいっきに飲まされる。
高濃度の為粘性がありコーラよりずっと甘ったるい。
10:15 採血。後十五分置きに三度の採血。

11:30 採血。
12:00 ここは三十分空いて採血。

合計八回の採血。
注射が苦手な人には悪夢。好きな人には快感。
僕は残念ながら前者であり、毎回ブスリとやられる度に心臓が悲鳴を上げていた。

血圧を測り心電図をとり医師の診察があり、13:00に昼食。
サバのフライ、鰻の卵巻きなどが出た。うまい。
昼二時に解散。
これで第一回目の本試験は終わり。

この一泊二日の同じ試験をあと二回繰り返し、治験終了である。
食事のメニューも三回とも同じであった。


『治験を終えて』

思ったよりとても手軽で簡単だった。本試験も看護婦が段取りを全てやってくれるので何も考えなくていい。

ただし試験が終わるまでの三週間、毎日の行動記録と食事記録を書かなければならない事と、三日前までは飲酒、柑橘類の摂取が禁止である事が多少面倒だった。

僕は名前ではなくC-5というコードネームで呼ばれていた。
「Cの五番さーん。お小水とってきてー。」
「Cの五番さん、書類抜けてる箇所ありましたよ。」と人間らしからぬ名前で呼ばれていた。実験台になりきる感じが新感覚でおもしろかった。

そういえば、ママさん看護婦にちょっかいを出すヒョロヒョロ長茶髪のマザコン男二十歳が約一名居て目障りであった。
周りの人間もこの男に対し、オウチでやってろ、と上目で訴えていたが誰一人として口を開かなかった。

今回おもしろい人と出会わなかったから楽しいアルバイトとは言えなかったのが残念。友達と行ったら楽しいと思う。

十日後から二週間後に謝礼金が銀行振込で支払われる事になっている。

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